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根管治療
重度の虫歯から歯を守る治療法
重度の虫歯になった場合、歯の神経にまで虫歯が進行していることがあります。こうしたケースでは、痛みを伴い、神経を取り除く「根管治療」が必要になることがあります。根管治療とは、歯の根っこの神経や汚染された組織を取り除き、根管内を徹底的に清掃・消毒した後に充填材を詰めて、細菌の再感染を防ぐ治療です。
大塚歯科クリニックの根管治療の特徴
当クリニックでは、可能な限り神経を残す治療を心がけていますが、進行した虫歯の場合には、やむを得ず神経を取る抜髄処置が必要です。根管治療は非常に繊細な処置が求められるため、経験豊富な歯科医師によっておこなわれます。当クリニックでは、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使って、精度の高い治療を提供しています。重度の虫歯でお困りの方は、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。
マイクロスコープによる精密治療
マイクロスコープとは?
マイクロスコープは、患部を最大40倍まで拡大できる歯科用顕微鏡です。この機器を使用することで、肉眼では確認できない細かな部分をしっかり見ることができ、精密な処置が可能になります。日本の歯科医院で導入されている割合はまだ少なく、約5%以下と言われています。
高精度な治療を可能に
マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない細部まで確認できるため、治療の精度が大幅に向上します。これにより、見落としがちな細菌の感染や微細な根管のひび割れも確認でき、再発のリスクを大きく軽減します。また、治療内容を録画して確認できるため、治療の質を維持するだけでなく、患者様への説明にも役立ちます。
根管治療の流れ
01flow
根管の長さを測定
神経を除去した後、根管の長さを正確に測定します。
02flow
清掃・消毒
根管内の汚染された組織や細菌を徹底的に清掃・消毒します。
03flow
薬剤を充填
充填材を根管の先端までしっかりと詰め、密封します。
04flow
土台形成と補綴物の装着
歯根部分に土台を作り、その上に被せ物(クラウン)を装着して治療を完了します。
再発率を抑えるための工夫
歯科用CTによる事前検査
患者様の根管の形状は人それぞれ異なるため、正確な治療には事前の検査が重要です。当クリニックでは、歯科用CTを使用して根管の形状や病巣の有無を精密に確認します。これにより、見落としがちな枝分かれした根管や隠れた病巣も発見しやすくなり、精度の高い治療が可能になります。
ラバーダムを使用した無菌治療
根管治療では、根管内を無菌状態に保つことが非常に重要です。お口の中には多くの細菌が存在するため、治療中に根管内に細菌が入り込まないよう、ラバーダムというシートを使用して唾液などから歯を隔離し、無菌状態を維持します。
マイクロエキスカベーターでの汚れ除去
根管内は非常に狭いため、通常のドリルでは処置が困難です。当クリニックでは、マイクロエキスカベーターという専用の器具を使い、細かい汚れや感染物質を丁寧に除去します。手動での処置は時間がかかりますが、繊細な治療が可能です。
ニッケルチタン製ファイルでの根管処理
根管内部の処置には、高い弾力性を持つ「ニッケルチタンファイル」を使用しています。このファイルは、湾曲した根管の奥までしっかりと到達し、感染物質を除去するのに適しています。
MTAセメントによる充填
根管治療後の空洞には、強アルカリ性で殺菌効果が高く、組織修復作用のある「MTAセメント」を充填します。これにより、無菌状態を保ちながら、再発のリスクを軽減します。
精密な補綴物で仕上げる
根管治療の成功には、精密な被せ物の装着が重要です。当クリニックでは、シリコンでの歯型採取や歯肉圧排をおこない、適合性の高い補綴物を作成しています。これにより、再発リスクを最小限に抑えます。